ゲームのプレイヤーを卒業してやや経つけれど、ここにきてようやく安定してきた。
動画を見るのは辞められていないものの、自分の手を使うことに対する渇望はかなり薄くなった。
思えば麻薬然とした存在だったのかもしれない。
大人がゲームで遊ぶことに対して批判があるとかって話ではない。
ゲームで遊ぶ大人の大部分は線引きをしっかりして遊んでいる。
かたや、俺はそれができない。
ゲームに生産性を求め、交流を求めアイデンティティを求める。
リアルを侵食することに抵抗がなくなっていく。
俺にとってゲームとは、子供の頃の思い出として心の中にしまっておくものでいたほうが良い。
過去は戻らない。
昔の感動を今味わうことはできない。
だからこそ、もうゲームデータを保持することはしないと考えるに至った。
子供の頃の思い出は、再現できないからこそ美しい。