レベリオ区襲撃戦が個人的に一番の盛り上がり所だった。
巨人化能力者vs巨人化能力者という構図も良いし、アッカーマンの強さも際立っていた。
ラーラタイバーも戦鎚の巨人も謎の神々しさがあって良かった。
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戦略策定という観点ではエルヴィンとアルミンがとにかく突出していた。
超大型巨人の捕食によって生還したのはエルヴィンではなくアルミンだったけど、エルヴィンはパラディ島の未来を案じていたわけではなかったから結果的に正解択だった。
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マーレ側ではピークが軍人としてかなり優秀だった。
巨人化能力者でもあったことから、ハンジと対等に渡り合える人材は多分ピークだけだったと思う。
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ガビとファルコがいればマーレの未来は明るい。
ガビはパラディ島潜入前後で見違えるような成長を遂げたし、ファルコは
・レベリオ区襲撃戦でピークを庇うために雷槍を持ったジャンの前に立ち塞がる。
・パラディ島潜入後にガビを守り通して、巨人化の危機が迫った時にはガビへ自分の想いを伝える。
等、漢の中の漢だった。
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フロックはかなり印象的なキャラクターだった。
非イェーガー派の目線で話が進むから漫画では敵っぽく見えるだけで、フロックに救われた人間自体は少なくなかったんじゃないかと思う。
そもそもイェーガー派は悪い人間の集まりではないわけだし。
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地鳴らしの発動と共にアニの硬質化も解かれる流れは最高だった。
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キヨミが何の前触れもなく唐突に武闘派と化したのは面白かった。
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兵長は無愛想なだけかと思いきや魅力の塊だった。
・ジョークが平然と口から出てくる。
・初めて人を撃って不安定になっていたアルミンを励ます。
・その反面で撃てなかったジャンのことを間違いだと断定しない(プロセスとリザルトの違いを理解しているし、これはマーレ編でのジャンの行動原理に繋がった)。
・マルロの覚悟を計る役割にジャンが挙手した際に一任する(=部下を信用している)。
・ハンジの最期やらムカデ消滅後の敬礼やらからわかる通り慈しみがある。
等々。
そりゃあ人気も出ますわな。